てむじんの親子将棋

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子どもの将棋成長日記です

藤井聡太七段、最年少タイトル挑戦の可能性


2年前にデビューから29連勝を達成して将棋ブームを巻き起こした藤井聡太七段ですが、最年少タイトル挑戦&獲得へのタイムリミットがせまってきています。
最年少タイトル挑戦の記録は屋敷伸之(現九段)の17歳10ヶ月ですが更新するためには現在勝ち上がっている第69期王将戦か第91期棋聖戦のどちらかで挑戦者となる必要があります。

その第69期王将戦の挑戦者決定リーグ戦藤井聡太七段は現在3勝1敗で2位となっており(1位は4勝1敗の広瀬竜王)、11月14日と11月19日の挑戦者決定リーグ戦の残り2局に勝つことが出来れば最年少タイトル挑戦の記録更新となります。

もし2連勝出来なかった場合でもタイトル挑戦者になる可能性はあるので、タイトル挑戦のための条件を下記にまとめてみます。

①11月14日と11月19日に勝った場合
文句なしのタイトル挑戦者となります。

②11月14日の対局に負けて11月19日の対局に勝った場合
・11月14日×
・11月19日○(広瀬竜王に勝利)
広瀬竜王藤井聡太七段が4勝2敗で並び、プレーオフとなります。
ただ、豊島名人が現在3勝2敗で残りの11月15日の対局に勝って4勝2敗となった場合はシード順位が上位の広瀬竜王と豊島名人の2名でのプレーオフになります。また、羽生九段も11月19日の対局に勝った場合4勝2敗となります。プレーオフ進出者については下記のようになります。

■パターン①
広瀬竜王(4勝2敗)プレーオフ進出
豊島名人(4勝2敗)プレーオフ進出
羽生九段(4勝2敗)敗退
藤井七段(4勝2敗)敗退

■パターン②
広瀬竜王(4勝2敗)プレーオフ進出
羽生九段(4勝2敗)プレーオフ進出
藤井七段(4勝2敗)プレーオフ進出
豊島名人(3勝3敗)敗退
※羽生九段と藤井七段は二次予選通過者で同じシード順位なので例外的に3名でのプレーオフとなります。

■パターン③
広瀬竜王(4勝2敗)プレーオフ進出
藤井七段(4勝2敗)プレーオフ進出
豊島名人(3勝3敗)敗退
羽生九段(3勝3敗)敗退

 ③11月19日の対局に負けた場合
11月14日の対局に勝っていても、広瀬竜王が単独トップとなるのでタイトル挑戦失敗になります。

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第69期王将戦の挑戦者決定リーグ

 藤井七段の残り2局とも相手がトッププロなので簡単には勝たせてくれそうにありません。また11月14日に対局する久保利明九段には1勝3敗と負け越しているので1つの山場になりそうです。

それでも、もし藤井七段がタイトル挑戦者になる事が出来た場合は、話題になる事間違いなしです。第69期王将戦の挑戦者決定リーグ戦の残りの対局が今からすごい楽しみです。